事例04

発端から導入まで

  • 需給調整業務のシステム化

需給調整について、管理資料も含め多数のExcel資料を作成するのに時間を必要となるため、資料更新は月1回しかできず、それを使って在庫に対する意思入れや人間判断をこなすことが難しかった。取り扱い品目や量の増加で限界は見えていたため、改善すべく「有効期限やロット別の在庫の管理ができる需給管理システム」の導入の検討を始めた。

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  • 検討経緯

システムを比較検討する中で、必要なモジュールを組み合わせて柔軟にシステム構築が可能な”φ-Pilot シリーズ”がコンセプトにあっていたこと、提案の中で実現性が一番高かったことが決め手となった。 

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導入の進め方について

  • 段階的導入

需給調整部分と管理資料の作成について、スコープの違いもあり段階的に導入・稼働を行うことで、着実にプロジェクトを進行した。

導入で苦労した点

  • 調整業務/管理帳票の整理

これまで需給調整や会議で用いる管理帳票について、システムでの運用を機に再整理を行った。必要な業務や項目の精査は必要ではあったが、システムが稼働した後は結果として、作業時間の削減に大きく貢献した。

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導入効果

  • システム導入から短期間で作業時間の大幅削減を達成
  • 欠品/廃棄について、近年における最小額を達成
  • 業務時間削減と需給情報の見える化により、人間系の判断業務に注力する体制を実現

導入のポイント

  • ステム導入によって、データ取得・資料作成に相当する部分をシステムが代行し、大幅な作業時間短縮を実現
  • 情報基盤ができたことによって情報共有をスムーズに行うことができ、各部門間での意識改革を促進

導入製品

アイコン:出荷予測

発注/需給調整の基礎となる需要予測を、商品別過去実績に基づき作成します。

予測値は直近傾向/前年同時期の傾向などのトレンドから一括で生成。

アイコン:生産需要量計算

対象拠点における商品の在庫や需要予測をもとに、長期の生産需要を算出します。

算出した生産需要をもとに、新規生産計画作成・既存計画の調整を行ってください。

アイコン:賞味期限監視

需要予測値をもとに、各商品の在庫ロットごとに今後の消費状況をチェックし、期限ロス/欠品の発生を監視します。

ロス発生を検知した場合には、先行して営業対策や特価販売などで対応し、処分損を減らしましょう。

アイコン:在庫俯瞰

指定拠点/グループにおける各種在庫指標、目標達成の是非を提示します。

業務改善やシステム導入による在庫削減効果を可視化し、活動へのモチベーション、反省材料として生かしましょう。

アイコン:月次在庫点検

前月の在庫指標から、設定された閾値をもとに問題商品を抽出します。

定期的に問題商品を抽出/対策を行い、経過観察を行って問題を解決していきましょう。

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