φ-Pilot シリーズは、Simulation と Analysisのシステムです。会計処理システムではありません。その為に、私共は独自のコンセプトでUIを設計しています。いくつか御紹介します。
1. 処理手順
- 一般に、目的に沿って、条件を順次設定し、計算します。
- 結果によっては、個別に対策シミュレーションを行い、最終的に出力処理を行います。

2. 結果の表示
- 何らかのアクション、又は、判断のために使われます。よって会計処理に良く見られる多項目のリスト表示ではなく、極力、目的に沿った、簡潔な表示を心掛けています。
- “数値”そのものだけではなく、“傾向”や“時間経過”等も時に重要になります。その為に、リスト表示だけでなく、グラフィック表示を重視しています。
- 最終確定結果ではなく、シミュレーションとしての結果表示です。従って、人間による判断、及び、修正のための情報の抽出表示を心掛けています。
3. 画面上の操作
- シミュレーション結果を“見る”、“知る”だけでなく、“操作”することも多くあります。
- 限られた画面スペースで、全体像を見失わない為にも工夫をしています。
- ボタンや項目配置を、直感的で分かり易いものにしたいと工夫しています。
4. 予測値の精度
- シミュレーションは、確定データのみならず、予測データを扱います。常に不確定であり、精度を注視する必要があります。
- 結果を盲信されることのないよう、精度不良の場合、積極的に表示し、確認、修正を誘導します。
5. ご利用者
事務処理の専任担当者ではなく、現場の方々や管理職が利用されます。上記の全ては、その方々にとり、使い易く、親しげであることを願います。