開発領域

企業内で遂行される各種業務、特に、発注、需給調整、早期異常予知・対策、管理分析等の在庫関連業務を中心とします。

基本コンセプト

“OOO(トリプル・オー)”、即ち“Organized & Optimized Operation”を基本コンセプト とします。 対象業務が“いかにあるべきか”をモデル化し、業務運用を支援します。

シミュレーションシステム

φ-Pilot シリーズでは“ Simulation(最適値シミュレーション)”および“ Analysis(各種データの分析)”を旨とし、Execution(実行)データは生成しません。基幹システムとは相互補完的な位置づけとなります

モジュール化

一企業内の在庫関連業務体系は、“多部門間の相互作用”、“多様な利用タイミング”、“予測データの不確定性”など、多様な特殊事情の反映を伴います。これを一つの巨大システム事例として作成するのは賢明でないと考えます。私共は、全業務体系を、いくつかの業種パターンに分けて、基本機能群に分割し、全体像を統合形成するべきだと考えます。(モジュール化)[参考:φ-Pilot Series 製品構成]

モデル化

各機能は、“あるべき姿”、“理論化”を極力追求します。この具体的開発物が各Pilotです。そこに、現状の改革とその実現の可能性をイメージするためです。(モデル化)

各企業の特殊事情は、必要に応じて、最小限のカスタマイズで対応します。モジュール化、モデル化が多くの場合、最も改革的であり、かつ高生産性も実現すると考えます。

人間操作と協調

業務シミュレーションには“未来の予測、または予定”という不確定データが登場します。これらは数学的または統計的手法を基本としつつも、その精度が不十分な場合が多くありえます。その際、無理な自動化ではなく、人間の判断に委ねることが必要と考えます。同時に、人間が判断するに必要な情報を、極力提供すべきと考えます。私共は、人間とシステムとの協調を目指しています。

ユーザーインターフェース重視

ERPシステムの多くは、事務職の方々が運用操作します。φ-Pilot シリーズは現場業務担当者、時には上級管理者が利用します。また、唯一解が常に存在するわけではなく、判断情報や各種の可能性が検討される場合も多くあります。
これらの理由により、φ-Pilot シリーズでも、極力

 - 一括計算リストのみならず、傾向や状況の視覚的表示

 - 思考過程に沿った段階的情報表示

 - わずかであっても操作者への親しみ

を心掛けています。