Pilotシリーズを実際にご利用いただくにあたって、お客様自身に行っていただく準備についてご説明します。

基幹データ連携の準備

連携すべき基幹データの確認

導入されるモジュールによって異なります。当社カスタマーサービス(CS)とともに確認してください。必要データが基幹システムにない場合、導入は不可能です。

STEP
1

返品などの副次的データの対応相談

基本となる実績データの他に、返品などについての対応の相談が必要です。CSにご相談ください。

STEP
2

基幹データのCSV出力

Pilotに必要な基幹データをCSV形式で出力して下さい。基幹データの構造が不明な場合は、ベンダーに相談して対応をお願いします。

STEP
3

CSVデータのPilot形式への変換

出力したデータを、Pilotの指定フォーマットに変換して下さい。当社製変換ツール(無償)も利用可能です。

STEP
4

Pilotへuploadする仕組みの構築

Pilotの指定フォルダにCSVファイルを配置して下さい。Pilot側で自動で取り込みます。

③・④を毎日指定時間に動作するよう自動化することで、Pilot連携の仕組みとなります。

STEP
5

マスタデータ連携

商品マスタ・各種マスタの確認

会計システムとPilotでは、マスタ項目が異なります。したがって、Pilotに必要な商品マスタを確認・連携し、計算などに必要な商品別の設定は別にパラメータテーブルで登録します。

※全体の設定として、運用開始時に拠点マスタ等は直接Pilotに登録します。
 商品グループなどの設定もPilot側で行います。

トランザクションデータ連携

Pilotにおけるトランザクションデータは下記になります。

  • 実績データ:導入開始時には直近約1年分のデータを作成いただきます。
    • 現在庫データ
    • 入荷実績データ
    • 受注(出荷)実績データ ※受注の数量がない場合、実際の出荷数量で代替可能
    • 欠品実績データ ※分析モジュールご利用の場合
  • 予定データ:ご利用Pilotに応じて必要になります。Pilot側で生成することもあります。
    • 出荷予測データ
    • 入荷予定データ

ファイルスペックなどの詳細は「データ連携説明書」に記載されていますので、お問い合わせください。

パラメータテーブル初期設定

ERPシステムでは、商品マスタの項目として様々な単価や会計処理上の設定値が登場します。Pilotシリーズでは会計システムと異なり業務運用上の様々な項目が必要となります。例えば、発注入荷リードタイム・発注点・生産所要日数といった項目です。これらの項目はパラメータテーブルに登録されマスタデータ的に利用されます。

パラメータテーブルには
 ・発注パラメータテーブル
 ・生産パラメータテーブル
の2種類があります。導入するPilotによって異なります。パラメータテーブルはPilotの標準形がExcel形式で用意されています。

導入にあたって、必要なパラメータの初期値を設定する必要があります。項目によっては、実績データから自動的に初期値が設定される機能を用意しています。運用中パラメータを点検・修正するPilotも存在します(発注点設定)。初期設定は大事な作業です。カスタマーサービス(CS)にお尋ねください。

運用操作練習

Pilotごとに操作マニュアルを用意してますので、お客様ご自身で学習をお願いします。Pilotでは、マニュアルをお読みにならなくても直感的に操作頂けるように設計されており、”取り返しのつかない誤操作”は起こさないよう配慮されていますので、どうぞ大胆に操作してみてください。

疑問などがあればマニュアルを参照するということで済ませたいものです。(導入前の”運用演習”で大体お分かりになるかと思われます。)安心してお使いください。

お客様の役割と私共の支援について

Pilotの導入準備でお客様にお願いする役割において、準備内容に応じて下記支援が可能です。

  1. お客様ご自身での準備が必要な作業
  2. remoteでの弊社サポート(無料対応)
  3. お客様作業について、弊社側での代行作業(有料対応)

いつでも下記窓口にご連絡ください。

窓口(カスタマーサポート)

Tel:03-5822-6516  受付時間:9:00~17:00
担当:中村